保育の仕事は大変？業務内容ややりがいなどを紹介

1. 子どもの保育や教育

まずは、保育士のメイン業務となる子どもの保育です。子どもたちの身の回りの世話を行うことは、保育士の業務からは切っても切り離せません。

1-1. 着替えや排泄などの世話

子どもたちが毎日心地よく過ごせるように、着替えやおむつ替え、トイレの補助など身の回りの世話をします。保育をする子どもは0歳〜6歳ごろと幅広いため、それぞれの発達段階に合わせて行うことになります。

1-2. 生活習慣の指導

ただ子どもの世話をするだけなく、子どもたちが自分で手洗いや食事、歯磨き、着替えなどを行えるように指導するのも大切な業務です。そのため、子どもそれぞれに応じた指導が必要になります。

1-3. 健康状態を管理

日中は保護者に代わって保育をするため、子どもたちの健康状態をしっかりとチェックして管理するのも業務の1つです。状態によっては、保護者と連絡を取り合うこともあります。

1-4. 知識や社会性を教える

運動や工作、読み聞かせなどの遊びを通して、運動能力や知能を養うのも大切な仕事です。子どもの年齢やレベルに応じて段階的にレベルを上げていき、さまざまなことに挑戦させていきます。また、たくさんの友だちや先生とのコミュニケーションの中で、集団の中で生活する術も教えていくのです。

2. 保護者とのやり取り

交通誘導警備には大きく分けて2種類の業務があります。いずれも多くの人や車が行き交う場所での業務となりますので、正確な判断が求められる業務でもあるのです。

2-1. 送迎での会話

保護者は毎日、園に子どもを送迎してくるため、そこで子どもの様子や成長度合いを伝えます。普段からしっかりと丁寧に会話を重ねておくことで、いざというときに保護者から相談しやすい環境を作り、信頼を得得ていくのです。

2-2. おたより作成や連絡帳のやり取り

保護者は園での子どもの生活や様子を知ることができません。そのため、おたよりを作成したり、連絡帳でやり取りしたりするのも保育の業務の1つになります。先生にしか見えていない一面などを記載することで、子どもの成長を伝えられます。

2-3. 緊急時の連絡や日々の成長の面談

子どもが体調を崩した場合は、保護者にすぐ連絡を入れるのも保育者の重要な仕事の1つです。また、日々の保育の中で子どもの成長についてのアドバイスをしたり、園での保育方針を伝えたりするのも業務内容の中に含まれています。

3. 保育に関わる準備や事務作業

保育の仕事は、子どもや保護者と関わるだけではありません。子どもの保育に携わるために必要な準備物の用意や事務的な作業もする必要があります。これらの作業は、保育時間外に進めていくものです。

3-1. 保育や行事の準備

毎日の保育をするうえで必要な準備物を作成したり用意したり、イベントの準備を進めるのも仕事の1つです。運動会や生活発表会の際には出し物の準備をする必要があるので、その期間だけ忙しくなることもあります。

3-2. 指導案の作成

子どもたちの保育は行き当たりばったりで進めるわけでなく、指導計画案をたててそれに沿って進めていくものです。園の方針などに基づいた指導計画案を作成するのが、保育の仕事の重要な1つです。

4. 保育業務の大変さややりがい

ここまで、保育の仕事の業務内容を解説してきました。ここからは大変な点や、それを上回るやりがいについてまとめていきます。

4-1. 人材不足や人間関係のトラブルが多い

保育の仕事を担う大半は女性なので、結婚や出産で退職する方も多く、人材不足が深刻になっています。また、女性が多い職場ということもあり、人間関係のトラブルで退職する方も少なくありません。 しかし、働き方改革により、残業時間の上限や有給休暇取得の義務付けなどの流れで、改善傾向にあると期待されています。

4-2. 子どもの成長を近くで見守れる

保育の仕事のやりがいは、もちろん子どもの成長に間近で関われることです。子どもが大好きな人にとって、楽しく遊びながらさまざまなことを教えてあげられるということは、大きなやりがいとなるでしょう。事務作業に追われて大変なときでも、子どもたちに癒されるという方は多いのです。

4-3. 社会貢献できる仕事

未来を担う子どもたちを見守る保育の仕事は、社会貢献ができる仕事だといえます。多くの家庭が共働きだということもあり、保護者が働く間の子どもたちを見守る仕事はとても重要な役割を担っています。社会的に必要な職業で、自信を持って保育に関わっていけることでしょう。

5. まとめ