保育士の資格を得る方法は?試験や仕事内容をチェックしよう

保育士の資格を得る方法は?試験や仕事内容をチェックしよう

「子どもが好きだから保育士として働きたいが、どんな資格があるの?」「保育士になったらどんな仕事をするの?」と気になる方は多くいます。保育士の資格を手に入れるには、どのような試験を突破しなければならないのでしょうか。今回は保育士の仕事に興味がある人のために、資格を取る方法や現場での仕事内容を紹介します。

1. 保育士の資格の取り方は?

保育の資格の取り方は、指定保育士養成施設の卒業する、または保育士試験に合格するという2つの方法があります。保育士試験については、受験資格や試験内容を事前にチェックしておきましょう。ここからは、保育士の資格を取る方法を解説します。

1-1. 指定保育士養成施設を卒業する

保育士の資格を目指す方の中には、指定保育士養成施設で学ぶ人も多くいます。指定保育士養成施設は、都道府県知事が指定した教育施設の一つであり、保育士養成に特化した学部学科やコースを用意しています。 全国には指定保育士養成施設に認められた大学や短大、専修学校が多く、無事に卒業すれば保育士資格が取得可能です。保育士試験を受けずに資格を得られるというメリットがあるので、若いうちから保育士の資格がほしいと思ったら、指定保育士養成施設で学んでみるのもよいでしょう。

1-2. 保育士試験に合格する

指定保育士養成施設を卒業しなくても、通常の保育士試験に合格すれば資格を取得することができます。保育の未経験者でも受験できるので、いつでもチャレンジすることが可能です。現在では通信授業で勉強を行い、本番の試験に臨む方も増えています。

1-3. 保育士試験に年齢制限はないが受験資格は要チェック

保育士試験に年齢制限はありません。しかし、受験資格が定められているので、自身が当てはまるかチェックしましょう。 大学や短大、2年以上の専門学校を卒業している、あるいは卒業見込みであれば受験可能です。しかし高卒の方でも、児童福祉施設で2年以上かつ2880時間以上の実務経験があれば受けられます。 最終学歴が中学校卒業でも、児童福祉施設で5年以上かつ7200時間以上従事していれば受験できます。基本的には大学や短大などを出ているか、児童福祉施設での経験が一定以上ある人は受けられると考えましょう。

1-4. 保育士試験の日程と内容はどうなっている?

保育士試験は前期・後期の年2回行われており、前期は4月下旬に筆記試験、7月上旬に実技試験となっています。後期は10月下旬に筆記があり、12月上旬に実技試験を行います。ただし、筆記試験に合格できないと実技には進めません。 試験科目は保育の心理学や児童家庭、児童社会福祉や保育原理などの全9科目です。ここに実技の2分野が加わります。ただし幼稚園教諭免許があれば、一部の筆記試験に加え、実技試験が免除される場合もあります。自身のスケジュールや問題内容に合わせて、しっかりと準備するようにしましょう。

2. 保育士の仕事内容もチェックしよう

保育士試験に合格したあとの、心の準備も大切です。ここでは1日の仕事の流れや保育士が働く場所をまとめたので、ぜひチェックしてください。

2-1. 1日の仕事の流れは?

保育士の仕事は、朝・昼・夕方に分かれています。朝には開園準備から始まり、部屋の掃除や1日のスケジュール確認、朝礼を終えてから開園を迎えることになるでしょう。子どもを迎え入れたら朝の会や出席確認、体操などを行います。午前中には散歩や自由遊びなどの活動が中心です。 昼は子どもたちに手洗いやうがいをさせたのち、お昼ご飯に入りますが、このとき保育士も子どもたちと一緒に食事を取ります。お昼ご飯のあとは子どもたちのお昼寝の時間となります。この間保育士は諸連絡のまとめや会議などを行い、休憩に入るのです。 昼寝のあとは子どもたちを遊ばせつつ、保護者のお迎えに対応します。保護者には連絡帳を渡し、その日の子どもの様子も報告しましょう。子どもたちが帰ったら園内の掃除を行い、戸締まりをして1日が終わります。

2-2. シフトがある

保育士には早番・中番・遅番という3つのシフトがあり、早番は7時30分に保育園に到着し、16時30分ごろまで勤務します。中番なら8時30分~17時30分までが多いでしょう。遅番だと9時30分からの勤務になり、保育園の戸締まりまで行います。 休みは土日の週休2日制や祝日が多いといえますが、土日に保育を行い、平日に休むところもあります。保育士の仕事時間はシフトによって異なり、休日も園の方針によって違うということを頭に入れておきましょう。

2-3. 保育園以外でも働ける環境がある

保育士が働く場所は、保育園だけではありません。認定こども園や学童保育施設、ベビーシッターなど、活躍できる場は多様です。 子どもの世話に関係する仕事の多くが、保育士の資格でできると考えましょう。それぞれ勤務時間や労働環境も異なるので、自身が無理なく努められる場所をチェックしてください。

3. まとめ

まとめ

保育士の資格取得には、指定保育士養成施設の卒業あるいは保育士試験の合格が条件です。社会人の方は保育士試験を受けて資格を目指すことが多いでしょう。受験資格や内容をチェックし、しっかりと準備するようにしてください。 兵庫県の人材派遣会社である株式会社JSK-Gでは、保育で働きたい人も歓迎しています。一人ひとりに合わせて、安心して働ける保育の職場を提供していますので、ぜひご相談ください。