保育士になるにはどうすればいい?具体的な方法を詳しくご紹介

保育士になるにはどうすればいい?具体的な方法を詳しくご紹介

保育士の労働条件が問題になる一方、その需要は年々高まっており、現在ますます注目されている職種となっています。保育士は、国家資格を取得すれば専門職として保育園などで勤めることができます。では実際に、保育士になるためにはどのようなステップを踏めばよいのでしょうか。それらをまとめてみましたので、詳しくご紹介していきます。

1. 保育士資格とは

まず、保育士資格は国家資格であるので、試験を受けて合格しないと資格を得ることはできません。しかし、保育士資格を取得するために必要な学習課程を設けている大学や短大、専門学校等を卒業すれば、資格を得ることができます。 保育士資格がなぜ国家資格なのかといえば、「乳幼児や児童の健やかな成長を支える」ために必要な知識が必要と判断されているからです。 子どもたちの成長は、毎日見守っている保育士だからこそ気付くこともあり、昨今注目されている発達障害や自閉症など、日々の生活の中で見つかる障害等も多数存在します。保護者に対して、適切な子育てのアドバイスを送り、発育に関して専門的な知識の下で指導する、これが保育士に求められている大きな責務といえます。

2. 保育士資格を取得する方法

それでは、保育士資格を取得する方法には、どのような方法があるのかをご紹介します。保育士資格は、さまざまな国家資格の中でも、比較的取得しやすい資格の1つです。社会人になってからでも時間をかければ取得可能な資格なので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。

2-1. 所定の大学や短大を卒業

一番手堅いルートは、「保育学科」などがある大学や短大に進学し卒業することです。これらの学科では、幼稚園教諭免状や保育士資格を取得するために特化した学習と、必要な実習を行う機会が提供されます。 なお、大学と短大で、保育士資格に関しては違いがあるわけではありません。ただし、幼稚園教諭の免許については四年制大学卒が第一種、短大や専門学校を卒業した場合は第二種となり、免許の名前がそれぞれ異なります。 実際に就職するにあたって、第一種と第二種で採用に極端な差が生じることはありませんが、第一種免許取得者の方が給与面で優遇されている事例もあるようです。

2-2. 所定の高校を卒業

高校でも「保育学科」など、保育士養成に特化したクラスを卒業している場合、卒業後に保育士試験を受ける権利を得られます。実際、高校卒業程度の学力でも十分に試験に合格できるのですが、落ちた場合は保育を学ぶことのできる専門学校に進学し、「保育士浪人」をする人も少なくありません。

2-3. 実務経験を積む

すでに、保育園等と同種施設で実務に従事している人は、実務経験を持って受験資格が与えられる場合があるでしょう。具体的には、中学や高校を卒業後、児童福祉施設において2年以上かつ2,880時間以上従事していれば、受験資格を得られます。 なお、ここでいう児童福祉施設とは保育園や幼稚園、児童デイサービスセンターや児童館、母子授産施設などを指します。

2-4. 通信講座で取得

保育士資格は、通信教育で取得可能です。もともと保育士資格は、中学校卒業以上の学歴であれば、年齢の上限もなく、だれでも受験できます。 ただし、筆記と実技試験、両方の試験を受けなければなりません。通信教育では、筆記試験と実技試験両方のカリキュラムを設けているものが多いのですが、一方のみを通信講座で学習することも可能です。

3. 保育士試験の概要

保育士の国家試験は4月頃と10月頃の年2回実施されています。試験には、筆記試験と実技試験があり、筆記試験に合格した人のみが実技試験に進めます。多くの受験者が資格取得にチャレンジしていますが、合格率は毎回20%程度という狭き門となっているので、きちんと準備するようにしましょう。 筆記試験はマークシート式の試験なので、過去問を勉強していればある程度の傾向と対策を立てられます。しかし、9科目すべてに合格しなければならないため、苦戦する方も少なくありません。 実技試験は絵本を子どもたちに読み聞かせる、課題曲2曲をピアノやオルガンで演奏する、子どもたちと遊んでいる様子を限られた時間でデッサンする造形など、多岐にわたる内容となっています。筆記だけではなく、さまざまな実技についても幅広く学習していなくてはならない、それが保育士試験の大きな「壁」ともいえるでしょう。

4. まとめ

まとめ

保育の仕事は、子どもが好きな人や、子どもの成長を積極的にサポートしたい人には、うってつけの仕事です。自分が指導したことを、翌日にはそつなくこなすようになっている子どもたちを見ると、やりがいも感じられることでしょう。 兵庫県に本社のある株式会社JSK-Gでは、新規事業として保育園の運営にチャレンジしています。保育という仕事は社会貢献にもつながります。ぜひ、株式会社JSK-Gで、みなさんもやりがいのある保育の仕事に関わってみませんか。