看護師の資格を得る方法は?試験や働ける場所をチェック

看護師の資格を得る方法は?試験や働ける場所をチェック

「看護師の資格を得る方法が知りたい」「資格があればどんな仕事ができるの?」などと気になっていませんか。資格を得るための方法は複数で、働ける場所も現代社会では多様化しています。今回は看護師の資格を得る方法や働ける場所を知りたい人のために、基本情報をまとめました。この記事を参考にしながら、目指す準備を正しく整えてみてください。

1. 看護師になるにはどうしたらいい?

看護師になるには資格が必要ですが、試験までのルートは3種類あります。働きながらでも資格取得は可能なので、国家試験までの道のりや内容をチェックしましょう。

1-1. 資格の取得ルートは3種類

看護師になるには決まった試験に合格し、厚生労働省認定の登録を受けなければなりません。国家試験のルートは3種類あります。 まずは高校を卒業してから3年制の看護専門学校もしくは短期大学、4年制の看護大学のいずれかを卒業し、試験を受けるパターンです。2つ目は中学校を卒業してから5年一貫制の看護高校を卒業することです。 3つ目は准看護師の資格を得たあとに、看護専門学校・短期大学のどちらかに2年間通い、卒業してから試験を受けるパターンになります。以上のいずれかのルートを通ることで、資格取得となるのです。

1-2. 働きながらでも看護師の資格は取れる

看護師資格は社会人としても目指せます。実際に、准看護師を取得した人の中には社会人として働いていたという人も多くいます。 仕事との兼ね合いを考えながら昼の学校に通う人もいますが、夜間専門学校に通う方も少なくありません。以上のように、社会人でも実現可能な合格ルートがあるのが特徴です。

1-3. 看護師の国家試験の内容は?

国家試験は毎年2月に行われます。合格率自体は9割前後で推移しており、学校でまじめに勉強していればまず落ちないイメージです。 問題は大まかに分けて「必修」「一般」「状況設定」で、合計240問構成です。医療現場で働くうえでの大切な知識や心構えが整っていれば、スムーズに解けるでしょう。

1-4. 准看護師にも資格がある

看護師だけでなく、准看護師にも資格があります。この資格だけでも就職できるので、医療の実務経験を積みたい人は、こちらから目指してもよいでしょう。 准看護師の合格率は95%を超えるときもあり、比較的取りやすい資格となっています。また、試験日が都道府県により異なるために、同じ年に複数回受験することも可能です。看護師の前段階として、准看護師資格を目指すのも選択肢の1つだといえるでしょう。

2. 認定・専門看護師の資格でスキルアップ可能

派生した資格に「認定看護師」「専門看護師」もあり、どちらかを取得すればスキルやキャリアアップにつながるでしょう。それぞれの特徴をまとめました。

2-1. 認定看護師

認定看護師は、決まった分野における専門的なスキルや知識を備えた看護師のことを指します。5年以上の実務経験に加え、日本看護協会が決めた認定看護師教育を合計615時間以上受ければ、受験することが可能です。 認定看護師にはさまざまな分野があり、救急看護やがん化学療法看護、新生児集中ケアなど、全部で21分野あります。また、感染管理を担当する認定看護師の数が増えており、2020年の新型コロナウイルス感染拡大によりさらなる需要アップが見込まれます。以上のように認定看護師は、看護のエキスパートと認識しましょう。

2-2. 専門看護師

こちらは特定の専門看護分野の知識・技術を深めた看護師のことを指します。5年以上の実務経験に加え、看護系大学院で修士課程を修め、専門看護師教育課程基準の必要単位を取り終えなければなりません。  以上の条件を満たせば、分野に合った認定審査を受けられ、それに合格すると資格取得となります。がん看護、小児看護、急性・重症患者看護など全部で13のジャンルがあります。看護サービスの提供だけでなく、後輩指導などを通した看護のクオリティーアップを目当てにした資格です。

3. 看護師として働ける場所は?

現代社会において、働ける場所はかなり多様化しています。メインは医療施設や訪問看護ですが、それ以外の場所でも資格が役に立つでしょう。

3-1. 主な場所は医療施設や訪問看護

看護師の仕事として思い浮かぶのは、医療施設や訪問看護でしょう。医療施設では入院患者を助ける病棟看護師、救急患者をケアする救急看護師などさまざまな役割があります。また、医療施設では診療科や施設のしくみによっても役割が違うこともポイントです。 訪問看護では患者が自宅で療養生活を送れるように、看護師が直接訪れてケアを行います。高齢者を中心に、病院外での病気・ケガの療養を必要とする人も少なくありません。 看護師が自宅を訪れることで、患者側の負担を減らせます。 医療施設や訪問看護でこれまでのキャリアを活かす人も多いのです。

3-2. 働ける場所はほかにもさまざま

医療施設や訪問看護以外にも、看護師として働ける場所はさまざまです。介護施設なら、医療知識を活かしながら持病のある高齢者のケアに努められるでしょう。 ほかにも「企業内産業看護師」として、一般企業で働く社員の健康管理やお客さんの体調不良への対応を行う方も多くいます。さらに看護専門学校で授業をしたり、小中学校で体の不自由な生徒を見守ったりする仕事もあるでしょう。看護師としての経験を活かせる職業は、想像以上に多いといえます。

4. まとめ 

まとめ 

看護師の資格を取るには、決まった看護系の学校を卒業してから受験という流れです。しかし働きながらでも取れる資格なので、興味があればチャレンジしてもよいでしょう。仕事は医療現場や訪問型が中心ですが、企業や学校などほかの場所で働くケースもありますので、自身の生活や将来のビジョンに合う仕事を見つけましょう。 株式会社JSK-Gでは介護・福祉系の仕事に特化し、人材派遣を行っております。看護の派遣として働きたい人も、一人ひとりに合った求人を提供し、きめ細やかなアドバイスを行っていますので、ぜひご相談ください。