看護師になるには国家資格の取得が必要!看護師が活躍できる場所とは?

看護師になるには国家資格の取得が必要!看護師が活躍できる場所とは?

看護師は医師の診療をサポートし、病気やケガで病院に来た患者のお世話をする職業です。この看護師になるには国家資格を取得する必要があり、さらに資格試験を受けるには専門の教育機関で勉強をする必要があります。この記事では看護師になるための方法や看護師と准看護師の違い、看護師にできることなどを中心にご紹介します。

1. 看護師に仕事について

看護師とは医師や歯科医師などをサポートし、患者に適切な処置を行う仕事です。国の法律である「保険師助産師看護師法」によると、「政府より免許を受けて、傷病者もしくはじょく婦(褥婦(じょくふ)=出産後の女性)に対する療養上の世話、又は診療の補助を行うことを業とする者」となります。 具体的には患者の検温や採尿、入浴介助や採血などが業務になります。ちなみに看護師が静脈注射を打つことを、診療の補助行為として認めるように法が改正されたのは2002年と比較的最近のことです。

2. 准看護師との違い

看護師と同様の仕事に従事する、准看護師という資格を聞いたことがある方も多いことでしょう。作業内容を見ると、看護師との区別が難しい准看護師ですが、実は看護師とほとんど同じ業務が可能です。看護師と准看護師の違いは、資格の違いと医療補助行為の際に行う権限の範囲にあります。 看護師資格は上でも触れた通り国家資格ですが、准看護師の資格は都道府県の認定する資格となります。また、医療補助行為に関して看護師は自身の判断で行えますが、准看護師は医師や歯科医師、看護師の指示がなければ行えません。これが看護師と准看護師の違いということになります。

3. 看護師になるには?

看護師になるには国家資格の取得が必要であり、また、その国家試験を受験するには指定機関での修学が求められます。その流れを確認しておきましょう。

3-1. 高卒の資格を取得する

看護師になるためには、文部科学大臣・厚生労働大臣が認定する大学や短大、専門学校や看護師養成所を卒業する必要があります。これらの教育機関に入学するには入学試験に合格しなければなりませんが、受験するためには高卒(もしくは高認)以上の資格が必要です。 中卒資格で看護師を目指す方法もありますが、それは准看護師を経由する方法になるので注意しましょう。

3-2. 文部科学大臣・厚生労働大臣認定の学校を卒業

大学や短大の看護学科、もしくは看護師専門学校や看護師養成所に通い、卒業すると看護師国家試験の受験資格が与えられます。通学期間は学校により2~4年となっており、必要な単位が取得できれば国家試験を受験することが可能です。

3-3. 国家試験に合格する

国家試験の合格率は例年90%以上と非常に高く、前述の教育機関でしっかり勉強していれば、多くの人が取得可能な資格といえるでしょう。なお、試験は毎年2月に実施されています。 准看護師から看護師になる方法 准看護師の資格は、都道府県の資格試験に合格することで取得可能です。この試験を受験するにも、指定の教育機関を卒業する必要があります。高卒以上の方であれば上記と同様のルートで問題ありません。 准看護師を目指す場合、最終学歴が中卒でも入学可能な教育機関があります。それが准看護師養成所、もしくは高等学校衛生学科です。これらの機関に入学し、卒業することで准看護師の資格試験を受験する資格を得ることができます。

4-1. 准看護師として専門学校に入学

准看護師から看護師を目指すためには、准看護師の資格を有しながら、看護師専門学校へ通う必要があります。通学期間は2年間で、2年課程を修了すると看護師国家資格の受験資格が与えられます。 ちなみに最終学歴が中卒の方は、准看護師となって3年間実務経験を積まないと、看護師専門学校への入学ができません。高卒以上の方より3年以上時間がかかってしまいますので覚えておきましょう。

5. 資格取得後は?

看護師国家試験に合格できれば、その時点で看護師としての就職を目指すことが可能です。看護師の職場は当然ながら病院が中心となりますが、病院以外にも求人は多数あります。

5-1. 介護施設

高齢者や障がいを持つ方を預かる施設でも看護資格を活かして働くことが可能です。特に高齢者施設はここ数年で増えており、当然ながら求人数も増えている職場です。 介護施設としても、入所者に万が一のことがあった場合に適切な応急処置が行える看護師がいることは非常に心強く、今後も多くの施設で求められる資格と考えていいでしょう。

5-2. 訪問看護

こちらも近年増えている看護師の就労形態です。入院・通院患者さんの対応をするのではなく、自宅療養をされている方のもとへ出向き、そこでできる業務を行う形になります。 病院で多くの患者に対応するよりも、より患者の身近な存在としてお世話できるため、利用者から感謝の言葉をいただくことも少なくありません。

6. まとめ

まとめ

看護師は医療の現場において、常に冷静かつ適切な処置が求められる仕事です。そのため専門の教育機関で、専門性の高い学問を修める必要があります。しかしその門戸は広く開かれており、最近では男性看護師を募集する病院・施設も増えています。 少子高齢化が進む日本において、医療従事者はより多く求められる存在ですので、今から目指しても十分社会のための仕事ができる資格といえるでしょう。 「株式会社JSK-G」でも多くの看護師資格を持つ方が登録されており、病院はもちろん介護施設や訪問看護など、多くの現場で活躍しています。看護師資格の持つ可能性は病院に限らず多くの現場で活かせる資格です。自身の持つ看護師資格を、より有意義に活用したいという方は、ぜひ一度「株式会社JSK-G」にご相談ください。