「介護の仕事の大変なところとは?きついけれどもやりがいのある仕事」

「介護の仕事の大変なところとは?きついけれどもやりがいのある仕事」

高齢化社会が今後ますます進む中で、介護業界における人材ニーズは、高まってきています。介護の世界はいろいろと大変だといわれていますが、実際のところどうなのでしょうか?今回は、「大変」といわれる理由についてまとめました。

1.介護の仕事内容

まず介護職とは、どのような仕事を担当するのかについてみていきます。簡単にいうと、高齢者や障がい者のケアを総合的に行っていく仕事です。

1-1.身体介護

おそらく介護の仕事と聞いて多くの人がイメージするのは、身体介護でしょう。一口にいうと、利用者の身の回りの世話をする仕事です。食事介助や排せつ介助、入浴介助がそれにあたります。しかし、何でもお世話をすればいいかというとそうではなく、基本的に利用者の自立を促すのが介護の目的なので、自分でできることは自分でやってもらいます。

1-2.生活援助

生活援助も、介護職の主要な仕事のひとつです。身の回りの世話以外でも、いろいろな支援を行います。利用者は体が不自由です。そのため、自力では日常生活を送るのにも支障があります。掃除や洗濯、調理なども必要に応じて担当します。調理では利用者の好みだけでなく、体調などにも配慮して、献立を考えないといけません。また、足が不自由な利用者のために、本人に代わって買い物もします。

2.介護職の大変なところ

介護職は大変な仕事というイメージがあるでしょうが、実際、そのような部分があるのは確かです。人によって異なるのですが、主要なポイントについていくつかまとめました。

2-1.肉体労働である

介護職は、それなりに体力が必要なところが大変です。高齢者の方が中心ですが、大人の体を支えなければなりません。また、お世話をするので仕事中は立ちっぱなし、動きっぱなしです。ですから、体にかかる負荷は大きいと思ったほうがいいでしょう。 とくに腰痛や膝の痛みは、介護職員の職業病ともいわれています。ある程度体力に自信がないと、仕事を続けるのは難しいかもしれません。ただし、介助のやり方のコツがつかめれば、それほど大変ではなくなっていきます。

2-2.気が休まらない

要介護の高齢者を相手にした仕事になりますので、仕事をしているときに、何が起きるかわからないところも介護職の大変ポイントです。自分のちょっとしたミスで利用者がけがをすることもあり得ます。 また、高齢者は免疫が一般成人よりも弱い傾向があります。このため、感染症で体調を崩すこともあり得ます。さらに体調が急変して、救急車を手配しなければならない事態も考えられるので、このようなときに、的確に判断できるような冷静さが求められます。

2-3.人間関係の問題

どの職場でも、人間関係が大変という意見が見られます。介護職も例外ではありません。介護施設には、多くのスタッフが在籍しています。中には幅広い年齢層の方が働いているので、仕事への価値観が異なって、意見がぶつかってしまうこともあり得ます。 スタッフ間がぎくしゃくしていると、人間関係に常に気を遣う必要が出てくるでしょう。ただしこれは、施設によって異なります。中にはスタッフ間のチームワークがよくて、和気あいあいとした職場も見られます。

2-4.人手不足

介護への需要は高いですが、人材供給がそこまで追いついていない状況です。このため、慢性的な人材不足に陥っている現場も少なくありません。このような人材不足の職場では、夜勤のシフトが多い、休日が思うようにとれないなど、大変な思いをするかもしれません。 お子さんのいる介護職員の場合、土日や夜間に利用できる保育園を見つけるのも一苦労でしょう。ただし、人材の採用を積極的に進め、現場の職員にできるだけ負担を与えないように工夫をしているところもあります。シフトに融通がきくかどうかも、確認する必要があります。

3.介護職のやりがいについて

介護職は大変な半面、やりがいのある仕事でもあります。どのようなところにやりがいを感じるかについてまとめました。

3-1.人の役に立てる

人のためにする仕事、そこに使命感を持って仕事のできるのが介護職です。利用者は、一人で生活するのが困難です。そのお世話をして、人々の生活をお助けできるのはやりがいが感じられます。 介助をしてあげたときに利用者から、「ありがとう」と直接感謝されることも少なくありません。それだけでも報われたと思えるでしょう。

3-2.協力して仕事にあたれる

介護の仕事をしていると、病院に一緒に行ってリハビリのお手伝いをすることもあります。そのとき、病院の看護師と連携して仕事にあたることもあります。 このように、ほかの人たちと協力しながら仕事ができるところにやりがいを感じている人もいるのです。また、リハビリに立ち会って、利用者の回復を目の当たりにできるのもやりがいのひとつです。

4.まとめ

まとめ

体力勝負で利用者の急変もありうる介護の仕事は、大変なのは確かです。しかし、人の役に立っていることをこれほど実感できる職場はなかなかありません。人のためになっていることを実感し、喜びを感じるので、「介護の仕事は大変だけれどもやめられない」という介護スタッフも多くなっています。 「株式会社JSK-G」では、介護や福祉関係の派遣求人を多数用意しております。介護の仕事に興味がある人は、ぜひともお問い合わせください。