看護師の仕事内容を具体的に紹介！大変さややりがいも解説

1. 医療施設の看護の内容

看護の仕事をできる場所は、医療施設だけでなく介護施設や企業など幅広い施設があり、さらに個人宅に訪問する仕事もあります。こちらではまず、医療施設の看護の業務内容をご紹介します。

1-1. 病棟看護

医療施設の看護師の中でも、さらに細かい分類があります。病棟看護は、病棟で入院する患者の看護やお世話を担当する看護師が行っています。

1-2. 外来看護

外来で訪れる患者の診察をサポートするのが、外来看護師です。採血をしたり検温をしたり、さまざまな面で医師の診察をサポートします。

1-3. 手術看護

手術室で医師のオペをサポートするのが、手術看護師の仕事です。また、医師のサポートだけにとどまらず、患者の手術に求める内容や退院後の希望なども幅広く確認し、患者一人ひとりに寄り添うことが求められます。

1-4. 救急看護

救急看護とは、急な外傷や急性疾患などさまざまな救急処置が必要な症状に対して実施する看護活動のこといいます。主な内容は救急処置を実施することです。心臓が止まってしまった患者の救急蘇生処置や骨折時の対処など、状況にあわせて即座に対応する必要があります。

2. 訪問看護の業務内容

続いては訪問看護師の業務内容についてまとめていきます。医療施設とは異なる業務内容をこなす必要があります。

2-1. 自宅へ訪問しケアを行う

訪問看護の基本の業務内容は、利用者の自宅へ看護師が訪問し体調チェックや療養指導を行うことです。ほかにも、医療ケアする必要のある場合は処置を行ったり、身体介護を行ったりします。 病院に通えない患者というと、寝たきりの高齢者などが多いかと思いがちですが、乳幼児から成人まで幅広い患者がいます。また、診療科目も精神科や脳神経科、整形外科などさまざまです。

2-2. 利用者や家族の相談に乗る

訪問看護師は利用者のもとへ出向き、マンツーマンで関わる存在となるため、利用者や家族の悩みを聞いてアドバイスをするのも大切な仕事の1つです。主治医が作成する訪問看護指示書にもとづいて、心の通ったケアをすることが大切になります。

3. 看護の仕事の大変なこと

ここからは、看護師の仕事の大変だといわれることをまとめていきます。

3-1. 夜勤などで生活が乱れやすい

看護師の多くはシフト制で働いており、特に病棟勤務となると夜勤なども行います。そのため、毎週土日が休みというような仕事と比べると、生活が乱れがちになります。夜勤明けの早朝勤務など、毎日同じ時間帯に仕事ができないことで、体調を崩してしまう方も少なくありません。

3-2. 人の命を預かるプレッシャー

看護師を含め、医療現場で働くということは、すなわち人の命を預かるということです。場合によっては生命の危機に関わることもあるため、大きなやりがいがある反面、プレッシャーも大きい仕事だといえます。

3-3. 人間関係が複雑

男性の看護師も増えてきていますが、やはり女性が多い職場であるため、人間関係のトラブルが起きやすく、仕事と関係のないところでストレスを感じやすいという声もよく聞かれます。お互いに信頼し合っていればスムーズにいく仕事も、ギスギスしていることでうまく進まないということも少なくありません。

4. 看護の仕事のやりがい

上記では、看護の仕事の大変なことを紹介してきましたが、ここからはそれらを上回るやりがいについてまとめていきます。大変なことがあっても、これさえあれば頑張れるというやりがいを見つけることが大切です。

4-1. 患者を見守り感謝されること

看護師は、医師と患者をつなぐ役割を担い、患者の近くで寄り添うことが仕事です。そのため、常に患者の体調や心情を見守り、適切に対応することが求められます。それによって患者から感謝されることは、大きなやりがいにつながるでしょう。

4-2. スタッフと連携し患者を救うこと

病院で働く看護師は、多くのスタッフと連携しながら仕事を進めていきます。それぞれの役割に沿った業務を遂行することで、患者の命を救うことは大きなやりがいとなるでしょう。

4-3. 業務に見合った収入があること

業務内容に見合わない収入しかもらえない職種も多い中、看護の仕事はそれに見合うだけの給料がもらえるといわれています。どれだけやりがいのある仕事でも、薄給では嫌になってしまう方も多いでしょう。看護師の女性の年収平均は、全職種の女性よりも100万円ほど高い水準だといわれています。

5. まとめ